(社)日中友好協会会長 丹羽宇一郎氏のご講演を聴く機会を得ました。静岡市と牧之原市と静岡県日中友好協会共催によるものです。
氏は、習近平体制について、『中国人は公共心が薄く団結力がないので、共産党に対する粛清を徹底して国民世論を味方に強力な権力を固めた。』 。 『中国人は自尊心が強く、スポーツ・スパコン・宇宙開発などあらゆる面において世界トップレベルを目指す。』。 『日本人は優越感が強く、中国にさまざまな点で負けると、一層中国を嫌いになる。』などの分析をされた。
中国との交流については、『先ずは中国に足を運んで、自分の目で中国を観て現実を知ることが重要。』。 経済交流については、『中国ではネット通販が爆発的に普及してきており、日本の商品をアリババなどを通してネット販売する。』など、中国市場の有望性についても語られた。
また、『今年は静岡県と浙江省との友好35周年にあたり、この機会に地域対地域の交流を積極的に行い、次世代につなげる関係を構築すべきである。』など、大変示唆に富んだご講演でした。
日本が少子高齢化によって市場が縮小する中で、巨大な中国市場は重要です。本県の、中国とのこれまでの交流実績を活かし、相互の利益・発展につなげて行きたいと思います。